ここバリ島では昨今、高級ホテルチェーンが立地と眺めの良い景観を競い合うようにして、新しい建物を作り続けています。
今回泊まったバリ島ヌサドゥアのリッツカールトン隣には、ケンピンスキーが2019年オープンしていました。
リッツカールトン エントランス
実は、リッツカールトンも2009年までは、現アヤナリゾートのある場所にありました。
色々あって(ググッてみて下さいね)2014年に新生リッツとして、現在の場所に再オープンしました。
リッツカールトン 敷地内
間接照明が広大な敷地のあちらこちらで使われて、高級感を醸し出しています。
ちょっと古代の神殿みたいですよね。
リッツカールトンの敷地内にはチャペルがあります。昼間よりも夜の方が神々しく見えますね。ちょっとこの角度は宇宙船みたいに見えます。
ロマンティックディナーの後。
プールも夜は照明が当たり、昼間と違った表情を見せてくれます。中央の1番高い場所に光っているのがリッツカールトンのエントランス部分になります。
リッツカールトン エントランスからのバリの夜空
さて、そのエントランスから臨むバリの夜空です。この日は、満月前夜。大きな月がインド洋の水面に映ります。日本にいるときは忘れていますが満月の夜って明るいんですよね。
リッツのエントランスで、満月前夜の空を見上げ、変化していく流れる雲と月をしばらく眺めていました。
メガムゥンドゥン
インドネシアの特産品バティック。ろうけつ染めされた布ですが、その中でもジャワ島の北、チレボンという町で作られる中国の影響を受けた図がメガムゥンドゥン。雲をイメージし何層にも重ねられた凝ったものですが、ここリッツカールトンの制服もその図案が取り入れられています。
時間が経つにつれ、更に雲はその姿を変えて行きます。
まるで犬の横顔のよう。刻々と姿を変えるメガムゥンドゥンにしばらく見とれていました。すると、どこからともなく、軽やかな音が聞こえてきます。
リッツカールトン エントランスに響くリンディックの音
音の元を辿っていくと・・・。
!リンディックです。
以前はウブドの街中を歩いていると、どこからともなくリンディックや、ガムランが聞こえていました。今では、ホテルの軒先でライブ等が行われ、そんな情緒のあるバリならではの音が聞こえなくなっていましたが、ここリッツでリンディックが聞けるとは。
ほんの少しですが、映像と音を残して来ましたので、バリの風を感じてください。
暗くなると、どこからともなく、このリンデックが聞こえてきます。
空には、メガムゥンドゥンが流れ、耳に入るのはリンディック。バリの心地よい時間が過ぎていきます。