旅ドキ!

ダイニングインザダーク【DINING IN THE DARK】感覚を研ぎ澄まし漆黒の闇の中で食事する

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

クアラルンプール空港に着いた途端、思いっ切り足を挫いたdokikoですが、ここだけは行ってみたいと思ってました。ダイニングインザダーク

おそらく日本では絶対許されないであろう飲食店のシチュエーション。レストランではあるんだけど、観劇したり遊園地のアトラクションに乗った後のような高揚感があります。これだけは、経験してみないと分からない。マレーシアはクララルンプールでの貴重体験でした。

ダイニングインザダーク 10%割引き

ランソンのフロントから予約して貰うと、レストランで10%の割引があります。

dokiko
dokiko
ランソン以外に泊まっている方でも、ダイニングインザダークのホームページから予約すると2019年7月は10%割引になりました。現在は、150MR(3770円?!)のバウチャーが出ているようです。ホームページの上段、Gift Vouchersからご覧になってみて下さい。ダイニングインザダーク (2019年8月現在)

ダイニングインザダーク

入口

すっごく狭い間口です。気が付かず通り過ぎてないよう、お気を付け下さい。

入口には階段を上がるように促すポップと、メニュー表が置いてあります。

外はまだ明るいものの、ダイニングインザダークの入口は暗~くポッカリ穴が空いているように見えます。暗い階段には足元に明かりが灯され、ミステリアスな雰囲気が醸し出されています。

店内

店内に入った途端に目に入ってくる光景がこれです。

赤いスポットライトに映し出される店内は、妖しく、ぼんやりとそのシルエットを浮かび上がらせます。

その昔、オンシアター自由劇場という劇団がありました。代表作の1つが上海バンスキング。第二次世界大戦中、上海租界で繰り広げられたその舞台に胸焦がしておりました。このダイニングインザダークは、その当時の地下世界を彷彿とさせる雰囲気があります。

dokiko
dokiko
もっとポップではありますが

室内を進むと外が見えるところがあります。外はまだ明るいのですが

そこを過ぎると又、照明を抑えた大人の空間に戻ります。

ダイニング イン ザダークのコース

クラシックコースとベジタリアンコースの2種類の他、アラカルトも用意されています。dokiko達はクラシックコースを選択。

※この後はネタバレになりますので、お嫌な方は、読むのはここまでにして下さいね。

 

まずは、左側のテーブルに座ると

チョッとしたアトラクションが用意されています。ライトの両脇にアイマスクが用意されているのが見えますか?

供される飲み物も、ただ飲むだけではありません。

スタッフ
スタッフ
何が入っているか、当ててみて下さい。3種類です。
友人
友人
えっと、バナナとイチゴと、う~ん、分かんないなぁ。
dokiko
dokiko
私は、ブドウは入ってると思う。
スタッフ
スタッフ
ブラックカラント、ライチ、青リンゴです。

二人とも、全く当たりませんでした。ノンアルコールカクテルを飲んだ後は、目の前の目隠しをするように促されます。

小さなバケツの中に小石のようなものが入っており、そこにクリップを投入します。それを目隠ししたまま、指先の感覚だけで探し出すのです。簡単に思えたのですが、これが意外と難儀します。

メインコースが始まる前に自分が持ってる味覚、指先の感覚が如何ほどのものか、試されるのです。

いよいよ、この扉の向こうからがダイニングインザダークの始まりです。

扉に入る前に、このレストランの案内人を紹介されます。ロッカーに荷物を入れ案内人の肩に手を置き数珠繋ぎになったら、未知への扉が開きます。

一歩足を踏み入れると、そこには漆黒の闇が広がっています。本当に真っ暗です。しばらくすると、暗闇に目が慣れて少しは見えるかと思っていたんですが、全く見えません。結構な距離を進んで曲がって進んで曲がって、自分達のテーブルに辿りつくと着席を促されます。

案内人もdokiko達と同じ条件です。ですが、真っ暗闇の中を何の躊躇もなく、ゆっくりとですが、確かに歩を進めます。彼の口からは、舌を鳴らすクリック音が聞こえています。エコロケーションです。案内人の彼は視覚にハンディを持っていたのです。

エコロケーション

音の反響を受け止め、それによって周囲の状況を知ることである。反響定位ともいう。イルカやコウモリ、鳥の仲間にもエコローションを使う種類がある。

その後も案内人が、料理や飲み物のサーブをしてくれます。最初、聞こえていたクリック音は、サーブ時は聞こえなくなりました。お皿を下げる音は勿論、お皿を置く音も殆どしないのです。

特に驚いたのが、飲み物を継ぎ足してくれた時です。

友人は元々お酒が苦手、dokikoは足を捻挫中という事で、スパークリングウォーターを瓶で1本お願いしました。1本の瓶を2人に注ぎ分けてくれるのですが、まるで減った量が分かっているかのように、ちょうどよい量をこぼす事無く継ぎ足してくれるのです。

全くエコロケーションの音は聞こえて来ません。どうやって、グラスの位置を量を知覚しているのでしょう。不思議です。

お料理は、小皿に分けられ、小皿がすっぽりと入るトレーに乗せられ供されます。それでも、ポロポロとこぼれて、気が付けばトレーの周りは食べこぼしでいっぱいです。案内人は音もなく近づき、音もなく去って行きます。本当に不思議です。

dokiko
dokiko
バッドマンみたい。

食事が終わると、又、案内人により外の世界へと誘導されます。その後、今食べた料理が何なのか、答え合わせが待ってます。別料金になりますが、カフェオレを飲みながら友人と答え合わせを楽しみました。

料金

クラシックコース、ベジタリアンコース共に130MR、サンペリグリノが25MR(税、サービス料別)です。双方共に、10%引きになってますね。

日本円で7,000円弱です。これ位のお値段で、ミラクルな世界が体験出来ます。クアラルンプールに旅行された際は、ぜひぜひお試しください。お勧めです。

ダイニングインザダークアクセス

チャンカット通りのど真ん中ですが、今回宿泊したランソンプレイスからも歩ける距離です。10分程度でしょうか。

住所

50A, Changkat Bukit Bintang, Bukit Bintang, 50200 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア

営業時間

18:00~21:30(無休)

電話番号

+60 3 2110 0431

ホームページ

ダイニングインザダーク

dokiko
dokiko
クアラルンプールには、ハンディキャップを持った人達がその特性を活かし輝きながら働けるお店がありました。
世界一静かなスタバも行きたかったですね。
dokiko
dokiko
うん、次回ね。日本にも、こういったお店が出来ればいいのにね。
本当ですね。
ABOUT ME
dokiko
おいしいものが大好きな東京在住インコ好き。バブル前夜に社会人になったワタクシdokiko。華やかな時代から、泡がはじけて、ずいぶんたった現在も、どこか能天気が抜けません。ただし、気付いた事もあります。毎日がハレの日では、身が持たん!金銭的にも肉体的にも!!最近では、金額的なコスパだけではなく、時間や精神的な余裕も加味したコストパフォーマンスを追求する日々。東京を中心に国内、海外を徘徊しているこのブログですが、宜しければお付き合い下さいませ。