人間の欲望とは果てしないもので、手に入らないと思えば思うほど欲しくなる。行きたいと思っても予約が取れなければ取れない店ほど行きたくなる。
そんな欲望の果ての果ての先にあった、予約が取れない超有名店SATOブリアン「昼ブリ」に行ってまいりました。
以前もご紹介しましたが、6月までは電話予約しか方法はありませんでした。ですが、7月よりネット予約が開始されたのです。確かに未だ超難関ではありますが、電話予約より可能性は格段にあがります。
裏技として、予約方法をご紹介していますが、広く知れ渡ってしまえば、こちらをつかっても予約不可能な状態になるでしょう。今がチャンスです。
そしていよいよ、待ちに待ったその日がやってきました。
昼ブリ(SATOブリアン)アクセス
JR阿佐ヶ谷駅南口、改札を出たら左に曲がって下さい。この出口を左に曲がると
直ぐに大きな通りがありますので、横断歩道を渡って、右に曲がり大通り沿いを真っすぐ進みます。
5分ほど歩くと、こんな看板が見えてきます。
直ぐその先にある、この表札の右に2階に上がる階段があります。
普通の民家みたいですよね。ですが、この階段を上がると、SATOブリアンのめくるめく肉ワールドが待っています。
昼ブリ(SATOブリアン)コースメニュー
11,500円コースです。
シャトーブリアンとブリカツサンド含むお肉7種類が供されます。
キムチ盛り・サラダ
和牛タン
ハラミ
赤身2種
ヒレスキ
ブリカツサンド
シャトーブリアン(ブリめし)
冷麺・アイス
6名席に2名ですので、ゆったりです。極楽ワールド、はじまります!
和牛ビーフシチュー。
お肉コロコロ、牛タンコロコロ入ってます。私、これでご飯一杯いけます。旨い!
キムチ2種
韓国海苔が入ったサラダ
牛タンとハラミ
今回、1番美味しかったのがこの舌でした。細かく包丁が入れられたお肉を噛みしめる度にジュワッと旨みが口に広がります。
又、この牛タンを更に美味しくしてくれるのが、この魔法のスパイス塩。もの凄く美味しかったです。
この入れ物に入ってます。タレでも何でもこのスパイスを少々足すとパンチがきいておいしいです。
シンタマの部分、シンシンと、トモサンカクだったかな。(うろ覚えです)
ヒレ
これをすき焼きのタレに潜らせ
「つかんでご卵」の黄身をからめ、一口ライスの上にオン!
トロ~リ、黄身がご飯にしみ込みます。
小振りのトマトをスライスして、立てた状態のディスプレイが素晴らしい。
このきゅうりが又美味しかった。塩味にネギとごまが掛けられ、キンキンに冷やされた状態で供されます。凄く美味しいんですが、このキンキンの冷えがなくなると味が落ちてきます。
この味の変化もびっくり。今さらですが、料理って温度も大切なのね。
そして、噂のブリかつ。
SATOブリアン名物ブリかつ
うん、文句なく旨い!今まで食べた牛かつの中で1番旨い!!
薄い衣はソースで染まり、頃よい塩梅。こんなに厚いのに、ハムっと何の抵抗もなく噛み切れます。
これをカツサンドにするなんて罪だわぁ。お土産に持って帰りたいけど、このレア状態では、時間がたつと、パンに水分が染み出すでしょうし、ここに来ないと食べられない激旨牛かつサンドです。
SATOブリアンもうひとつの名物、ブリ飯
そして、ラスボス、ブリ飯の登場です。松茸が乗ったご飯の上に
このシャトーブリアンを焼いて
ガーリックバター醤油にタップリつけ
このウニと一緒に(今回は唐津の赤ウニでした)
オン・ザ・ライス!!
みそ汁と一緒にいただきます。先ほどは、すき焼きタレの甘めで、今度はきりっとガーリックバター醤油味。まずい訳がありません。
最後の締めは冷麺と
アイスは、三種類から選べます。友人はマンゴ。私は、塩ミルク。これも旨かった。
以上で、めくるめく肉の祭典、SATOブリアンの11,500円のコース終了です。
食いしん坊の私でも、食べきるのに苦労するボリュームで大満足の初SATOブリアン体験でした。
ブラックdokikoの独り言
そりゃおいしいですよ、11,500円もすりゃ。肉は柔らかいし、焼きのスタッフのサービスもいいですし、何より肉自体に味がある。
だけどさ、ここまで予約が取りにくいってどうよ。
例えば、ウニが乗っかったブリ飯。
なんで肉が塊なん?この状態は確かにインスタ映えするけどさ。本来は薄切り、せめて5mm程度の厚さにしなきゃ、いっぺんに口に入れられないでしょ。それぞれバラバラに口に入れざるを得ないでしょ。
チョッと前に流行ったワンスプーン状態で、米、松茸、肉、ウニを供した方が、まだ口内調味が簡単に出来ると思う。
最近では、あちらこちらで見られるウニと牛肉のコラボ。私が初めて食したのは勝どきにあるかねますさんでした。先代がお店で腕を奮っている頃で、もう四半世紀は前になります。(もしかしたら、ウニ牛の発生の地じゃないでしょうかね)当時としては異色の組み合わせで、口の中でウニと牛肉が溶けていく衝撃は今でも鮮明に覚えています。ウニはわかるが、牛肉が一緒には無理でしょ、と思われますよね。溶けるんですよ、ウニと一緒に口の中からなくなるんです。先代がお店に出なくなってから、かねます通いは止まりましたが、食べログでは今でも高評価でお店も賑っているようです。
dokikoは元々、生卵とタレを合わせて肉を食べるのが好きじゃないです。すき焼きも、生卵入れないです。たしかに卵、特に黄身が出てくるとテンションあがりますし、これ又、インスタ映えしますがね。
今回のヒレスキも、やっぱり黄身を付けないほうが美味しいと思います。初めてうかがって「それいらない」は言えませんので、次行ける事があれば黄身無しでお願いしようと思います。
予約した時点では9,500円と11,500円のコースしかありませんでしたが、本日確認しましたら、13,000円のコースが増えていました。
そして、9月30日13時現在、SATOブリアン本店、2号店、DA、ヒレ好きさんは、ネット予約可能です。(唯一、毎月10日受付開始の昼ブリのみ満席でした)
明日からは、電話予約が始まりますので、今日がチャンスです。
ただし、ネット予約だと最小予約人数が店によって決められています。
SATOブリアン本店、2号店は6名。サトブリDAは4~6名。ヒレ好きSATOさんは4名~10名。最小単位でも4名からのようです。
こうしてみると昼ブリの最小単位が2名というのは予約しやすいですね。もしかしたら、そのうち昼ブリがネットでは1番予約困難店になる可能性もあります。
噂のSATOブリアンにご興味のある方は、下記を参照に予約してみて下さいね。