昨日、野田秀樹さんの贋作桜の森の下を観に行く道中で、こんな看板を発見。
時間はないが、帰りじゃ間に合わない、5分だけでもいいから見ておこうと急いで8階に上がりました。
いやぁ凄かった。
現行の15代柿右衛門さんと柿右衛門窯の作品がまずは会場に並びます。いわゆる濁手と呼ばれる乳白色。現物を見ないと分かんないよね。他の磁器に比べればという事なんで、濁しというほど濁ってないのが本当の所。
そしてその奥には、古伊万里と呼ばれる17世紀に焼かれた骨董品、しかも正真正銘の柿右衛門が置いてあります。
特に凄かったのが、この作品。
17世紀に作られたとは思えない保存状態。あまりの美しさに目を留めたのですが、値段を見て再度ビックリ。
19,440,000円
2度見しちゃいました。でもいいんだよね。
なぜ、飛びぬけてこんなに高いのか。近くにいたスタッフの方に聞きました。まずはこの図柄。竹虎は、とても人気がある。
そして、保存状態。ここまで保存状態が良いもので、この大きさは少ない。これは直に窯に入れたものではなく、入れ物を作ってその中で焼く。あちらにあるのは、直に窯に入れたもの(他の大きな皿を指して)。そういう作り方では、この大きさが最大になる。
そうか、中国のゴタゴタで当時、日本に注文が来たんだよな、と思いつつ、お礼を行って、10分程度で引き上げます。
その他にも、美術館に置いてあってもおかしくない作品がいっぱい。
本来は焼物、骨董好きの東武の大お得意様への催事なんでしょう。いただいたパンフレットの封筒はこんなでした。
そう、11月12日(月)までなんです!
招待状がなくてもフリーで入れます。無料で、これだけのものが見れますので、焼物好き、骨董好きの方は東武池袋にお急ぎ下さい。
大柿右衛門展
開催場所
東武池袋8F(3番地)催事場
開催期日
11月7日(水)~12日(月)
最終日は午後6時まで。
問合せ
03-5951-5742
この後は急いで東京芸術劇場に向かいました。